摂理のほんやくコンニャク
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寄稿 文:チョン・ミギョン

ゲームが脳に及ぼす影響

ゲーム産業を奨励する社会
インターネット強国!500万のゲーム族、100万のチャット族!大韓民国のこの地にインターネットがどの国より発達するようになったのは、明らかに神様が下さったプレゼントだ。しかし、刃物を子供の手に持たせるときは、どう使えば有益であり、誤って使う場合どんな問題点が発生するのか事前に徹底的に教育し教えるのが順序であろう。しかしただインターネットを活用する人口を増やすことを急いだまま、それによって病んでいく青少年たちの文化についてあまりにも無責任な大人たちが、今日の多くの青少年のゲーム中毒者を作り出したと言っても過言ではない。
韓国の満3〜5歳の間のインターネット使用人口は50%を超えるという。この年齢でインターネットを接続してできることがあるだろうか。幼い幼児たちまでコンピュータの前に座って「かたつむり捕り」ゲームに没頭していて、子供たちはもうゲームがなければ退屈で生きられない子供たちに変わりつつある。親たちが、幼い年齢でマウスを触って自らインターネットに接続する子供を見て感心しているうち、子供は自分も気づかないうちにゲームが与える魅力に溺れてしまうようになるということを看過してはいけない。子供たちが単純な暇つぶしとして始めたゲームは、年々より刺激的なゲームへと発展するようになり、小学校高学年くらいにもなると武器を使って残忍に相手を殺すゲームを楽しんでいるのが、子供たちの現実だ。
2005年以降、100億以上投資して作ったゲームは10種を超えるが、こういったインターネットゲームに接続してゲームを楽しむにはお金がかからない。メイプルストーリー等の無料ゲームをサービスする会社は、有料ゲームがないにもかかわらず年刊キャッシュアイテム販売等によって上げた収益が3千億ウォンに達し、2004年の全てのベストセラーを押さえて最高にたくさん売られた本が「メイプルストーリー解説集」だというから、私たちの社会の病的な文化の実態を端的に見せてくれる例ではないかと思う。ゲーム産業で外貨を稼ぐ韓国の経済の現実について見る時、なぜ幼児期から無料ゲームを楽しむようになるのか、その答えはそれほど難しくない。青少年たちの教育と人性問題は後回しにしたまま経済の論理によってゲーム産業を奨励せざるを得ない大人たちに、このまま子供たちを任せてばかりはいられない。

ゲームと脳

「人間は聞いたとおりに話し、見たとおりに行ないます。」
学校と塾を行き来する子供たちは、余暇の時間をどのように過ごすのだろうか。韓国青少年相談院の2008年青少年の余暇実態調査の結果によると、青少年たちは学校と塾の生活を除いた余暇の時間の大部分をテレビの視聴(78.9%、複数回答)とインターネット(一日2時間未満55.3%、2時間以上24.1%)で過ごしていた。そして25歳未満の若者たちのうち80%がオンラインゲームを楽しみ、コンピュータを使用する小中高生の10人中3人はコンピュータ中毒だという。
日本の脳神経科学者である森昭雄博士の研究結果によると、「ゲームをたくさんする人の脳波は、痴呆患者の脳波と同じだ。」という。人間の脳の領域は機能面で知・情・意という三要素に区分することができる。いるかのような動物を見ると分かるように、人間以外の動物にも「知」の要素はある。しかし人間の脳と動物の脳を区分する最も決定的な要素は「意」の部分をつかさどる、私たちの脳の前側に位置している前頭葉にある。この前頭葉は人間に最も人間らしい品性を持たせてくれて、多様な知識に照らして最も望ましい表現や行動を判断し、衝動を抑制し、最終的な意思決定を下す良心の高等裁判所のような役割をする所だ。だから前頭葉前部皮質の機能が低下すると、判断力を喪失し、状況や周囲に配慮しない行動が出るようになる。では、ゲームをたくさんする人たちの脳はなぜ痴呆患者の脳と同じだというのだろうか。
テレビやコンピュータゲーム、携帯用ゲームを通しての画像刺激は、ほとんど後頭葉に位置する視覚野を経て、図のように神経回路に乗って伝達される。テンポが速いゲームでも遅いゲームでも、前頭葉前部皮質には信号が到達しない。つまりテレビゲームを通して情報を受け入れる過程には、前頭葉の思考活動がほとんど介入しない。映像に馴れ過ぎた脳を持った人間の類型の場合、ふだん視覚情報を毎度受け入れるために前頭葉をあまり使わない。言うなれば、ゲーム機を操作するときは一つ一つ考えずに機械的に手の動作をするようになり、そうしてみると後頭部中心の神経回路が強くなって、前頭葉前部皮質の脳細胞活動の必要性が減る。従ってゲームをする間、前頭葉はほとんど機能しないが、これは視覚系神経回路の活動があまりにも強力で前頭葉前部皮質の細胞活動が停止してしまったためだ。前に先生は私たちに御言葉の中で「脳は精神のエンジンと同じだ。」とおっしゃった。エンジンに異常があると機械がそれ以上正常に作動できないように、脳に異常があるとすれば当然行動に障害を来すしかないのである。実際に研究結果によると、ゲームをよくする子供たちは、そうではない子供たちに比べて前頭葉の機能が大きく低下して、学習能力はもちろん、小さなことにもよく興奮し、暴力性、攻撃性が高く現れた。そして中毒になった子供たちの場合、ゲームによって家族や友達と対話が減ってうつ病の症状が現れたりもする。
ゲームに中毒になった学生の実例を見ると、1年生の時に成績が80点以上だった子供が、1年間ゲームに溺れた後、3年生の成績は50点台の下位圏から抜けられずにいる。この学生の場合、親とゲームによる葛藤が非常に深刻な水準に来ており、治療センターに通ってみたりもしたが、特別な変化がない状態だ。一日30分から1時間くらいしかしないからといって安心すべきことではない。学年が上がれば上がるほど親の統制は難しくなり、毎日1〜2時間以上ずつやり始めるとだんだんゲームの沼にはまって出て来るのはより難しくなる。ゲーム中毒は麻薬中毒のように禁断症状がひどく現れるため、何よりも徹底した予防教育だけがその解決策である。
2007年上半期に青少年が最も多くやるインターネットゲームの上位20個を見ると「サドンアタック(Suddenattack)」を始めとして、拳や刃物(刀剣類)、そして銃器類を利用して相手方を殺すゲームが80%に及ぶという。こういった暴力的で残忍なゲームを楽しむ子供たちに「むごたらしくないか。」と質問を投げかけると、子供たちは「面白いじゃないですか!ストレスが解れます。」と答える。
数年前ゲームに中毒になっていたキム・イルビョンが同じ軍の部隊の軍人たちにまるでゲームの中の場面でのように銃器を無差別乱射した事件や、昨年バージニア工科大学であった銃器殺人事件、全てゲームに夥しく中毒になって仮想と現実を区別できなかったところから起こったむごたらしい事件だったということを私たちはよく知っている。またわずか1500ウォンのゲームアイテムのために怒って小学校5年生の双子の兄弟が友達を屋上に呼び出し、凶器で数十回刺した事件や、小学生が自動車競走ゲームを真似て他人の自動車を盗んで乗って事故を起こした事件等は、ゲームが脳(前頭葉)にどんな影響を及ぼすのかよく分かる事例だ。
先生は「脳の作用は録音機と同じで録音するとおりに入っていく。私たちの脳は良い言葉を聞き、良いものを見てこそ脳でよい刺激を受ける。」とおっしゃり、人が見る通り、聞く通りにどんどん考えが変わって行動するようになるのだとおっしゃった。
10代たちはこの民族のビジョンであり、天の歴史の希望だ。「彼らの精神に何を入れるのか、彼らの脳に何を入れるのか」について私たち大人は頭を突き合わせて深刻に悩むべきだ。水準の低いテレビの画面は親たちから果敢に消してしまおう。大人たちから私たちの子供たちの見本にならなくてはいけない。少なくとも親がゲームを楽しんだりテレビの前に気をとられている姿を見せるなら、それ以上子供たちに話せることがなくなる。そして必ず必要な場合でなければコンピュータの前に座っているようにするよりは、家族たちと対話し、読書をするようにしたり、汗を流して外で健康に跳び回るようにすべきだ。結局、子供たちに何を聞かせてやり、何を見させるのかは、彼らを養育する親の任務であり、この時代の御言葉を聴いた人がすべきことだ。
ご飯を盛るなら茶碗、水を入れるならコップ、師の御言葉と教えに従ってひたすら私たちの頭の中には神様の愛と精神、キリストの愛と精神で満たさなくてはいけない。夢がある人は人生を浪費しない。10代!何を見て何を聞き、何を考えるのかによって人生の成功と救いが左右される。私たちの人生、私たちの子供たちの人生、誰に使われることを望むのか。




摂理の月刊誌「チョウンソリ」2008年10月号より
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